満員電車の中、洗い物をしている最中、子どもの寝かしつけをしながらの真っ暗な部屋――そんな「本を開けないシーン」でも読書を続けられたら便利だと思いませんか。プロのナレーターが書籍をまるごと朗読してくれる「聴く読書」サービスなら、目や手がふさがっていても物語やビジネス知識をインプットできます。今回紹介する「audiobook」は、国内でもトップクラスの規模を誇るオーディオブック配信サービスです。サービスの中身から料金プラン、お得な始め方まで、これから試してみたい人向けにまとめました。

audiobookってどんなアプリ?
audiobookは、オトバンク社が手がける国内最大級規模のオーディオブック配信サービスです。運営元の実績も長く、蓄積されたラインナップの厚みが最大の武器になっています。基本情報を表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | audiobook |
| 運営会社 | OTOBANK Inc.(オトバンク) |
| 利用できる環境 | iPhone/Android/ブラウザ(Web版) |
| 扱うジャンル | ビジネス・自己啓発、教養、資格・実用、語学、文芸・落語 など |
| 無料体験 | 登録から14日間 |
| 再生速度調整 | 細かく変更可能(ゆっくり〜倍速まで) |
インストールしてアカウントを作れば、あとは聴きたい作品を探して再生ボタンを押すだけ。文字を目で追う必要がないぶん、操作もシンプルにまとまっています。
こんなシーンが「聴く読書」の時間に変わる
audiobookの最大の価値は、これまで本を開けなかった隙間時間をそのまま読書時間に変換できることです。
- 満員電車やバスに揺られている通勤・通学の往復
- フライパンを振りながら、洗い物をしながらの家事の合間
- 湯船に浸かってリラックスしているバスタイム
- 照明を落とした寝室での就寝前の時間
- ランニングやウォーキングをしている運動中
画面を見る必要がないため、目を閉じたままでも内容を追えるのが紙の本や電子書籍にはない強みです。就寝前に少しずつ聴き進め、入眠のお供にしているという使い方も広がっています。
また、プロのナレーターや声優が一冊をまるごと朗読するので、活字を目で追うのとは違う没入感も魅力のひとつ。小説であれば登場人物ごとに声色が変わることもあり、耳から入る物語ならではの臨場感を味わえます。再生前に音声データを端末へ保存しておけば、地下鉄やトンネルの中、飛行機の機内といった通信が不安定な環境でも再生が途切れる心配はありません。ギガを消費せずに何時間分もの作品を聴き進められるのも、動画配信サービスにはない音声コンテンツならではの利点です。
なお本編で扱われている作品はビジネス書や小説、実用書が中心で、過激なグロテスク表現やホラー演出を売りにしたコンテンツではありません。老若男女が安心して選べる、正統派のラインナップでまとまっています。
揃っている作品のジャンルの広さ
audiobookが取り扱う作品数は15,000点を超える規模で、ジャンルも幅広くカバーされています。
- 話題のベストセラー小説やミステリーなどの文芸作品
- 仕事の進め方や考え方を学べるビジネス書・自己啓発書
- 資格試験の対策や実用知識を身につけられる実用書
- リスニング力を鍛えたい人向けの語学教材
- 古典文芸や、日本ならではの話芸である落語のコンテンツ
「気になっていたけれど分厚くて後回しにしていた本」も、移動時間だけで聴き終えられることがあります。資格の勉強に使うような実用書と、寝る前に楽しむ小説を組み合わせて、その日の気分でジャンルを切り替える聴き方をしている利用者も多いようです。

料金プランとお得な選び方
audiobookの料金体系は「聴き放題プラン」と「チケットプラン」の2本立てです。利用頻度に合わせてどちらか、あるいは両方を組み合わせて使えます。
| プラン | 料金の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 聴き放題プラン(年割) | 月あたり833円(年一括9,900円) | 対象作品が期間中は何冊でも聴き放題 |
| 聴き放題プラン(月額) | 1,330円/月 | 新作・期間限定作品も随時追加 |
| チケットプラン(シングル) | 1,500円/月・チケット1枚 | 読みたい作品が決まっている人向け |
| チケットプラン(ダブル) | 2,900円/月・チケット2枚 | 購入に加えて500円分のポイントも付与 |
ここで注目したいのが、聴き放題プランの年割です。月額プランをそのまま12ヶ月続けると1,330円×12ヶ月=15,960円かかりますが、年割なら一括9,900円。差額はおよそ6,000円で、月あたりの単価も833円まで下がります。月に2冊以上聴くペースなら、年割への切り替えだけで実質4割近くお得になる計算です。
チケットプランを選ぶ場合も、単発(シングル)を2回購入するより、ダブルプランでまとめて申し込むほうが割がいい設計になっています。シングルを2回買うと合計3,000円かかるところ、ダブルなら2,900円で同じ2冊分のチケットが手に入り、さらに500円分のポイントまで付いてきます。実質的には2,400円で2冊+おまけのポイントという計算になり、次に聴きたい単品作品の購入にそのポイントを充てられるのも見逃せないポイントです。「今月はどうしても聴きたい新刊が2冊ある」というときは、迷わずダブルチケットを選ぶのがおすすめの使い方といえます。
さらに単純計算でも、チケットプランのシングル(1,500円で1冊)よりも聴き放題プランの月額(1,330円で対象作品が聴き放題)のほうが基本料金は安く設定されています。「欲しい本がまだ1冊に決まっていない」「複数ジャンルを気軽に試したい」というタイプの人は、最初から聴き放題プランを選んでおくほうがお得に使い切れます。逆に「読みたい本は決まっているが月に1〜2冊しか聴かない」というタイプの人は、聴き放題の月額を払うよりチケットプランのほうが総額を抑えられるケースもあります。自分の聴取ペースを無料期間中に見極めたうえでプランを選ぶのが、料金面で一番得をする使い方です。
無料体験14日間を使い倒す攻略法
新規登録から14日間は無料でサービス全体を試せる期間です。ただ漫然と使うのではなく、次のような手順で試すと自分に合うプランをスムーズに見極められます。
- 登録初日に、気になるジャンルを最低3つ選んで試し聴きし、ナレーターの声質や再生速度の相性を確認する
- 通勤・通学、家事、就寝前など生活の中で「実際に聴けそうな時間帯」を1週間分書き出し、1日あたりの平均聴取時間を把握する
- オフライン再生用に1〜2冊をダウンロードしておき、電波の届かない場所での再生も試しておく
- 無料期間の終了日をカレンダーやリマインダーに登録しておき、継続するかどうかを判断する
このステップを踏んでおけば、無料期間が終わるタイミングで「聴き放題プランにするか」「チケットプランで欲しい本だけ買うか」を迷わず選べます。1週間で2冊以上聴き終えられたなら聴き放題プラン、特定の1〜2冊だけが目当てならチケットプランという判断基準を持っておくと、料金面で損をすることがありません。
続けやすくする聴き方のコツ
聴く読書を習慣として定着させるコツは、「聴く時間」をあらかじめ決めてしまうことです。通勤・通学の行き帰りだけと決めておけば、往復の移動時間だけでも1週間で1冊近く聴き進められることがあります。
再生速度は状況に応じて切り替えるのがおすすめです。初めて触れるジャンルやじっくり理解したい本は等倍で、一度読んだことのある本や気軽に流したい作品は速めの倍速で聴くと、限られた時間の中でより多くの作品に触れられます。スリープタイマーを使えば、就寝前に「30分で自動的に停止」といった設定もできるので、聴きながら眠ってしまってもバッテリーや通信量を無駄に使う心配がありません。
電子書籍アプリとの使い分け
同じ「本と向き合う」時間でも、画面を見て文字を追う電子書籍アプリと、耳だけで完結するaudiobookとでは体験の質が大きく違います。電子書籍は自分の読むスピードでページをめくれる自由さが持ち味ですが、どうしても両目と両手を占有してしまうため、暗がりや作業中には向きません。その点audiobookなら、鞄の中に入れっぱなしでも、歩きながらでも再生を止めずに済みます。長文を読むと目が疲れやすい人や、活字にじっくり向き合う時間を確保しづらい人にとっても、耳から取り込める選択肢があるのはうれしいポイントでしょう。「腰を据えて読みたい一冊は電子書籍、移動中や作業中に消化したい一冊はaudiobook」というように、2つのサービスを目的別に使い分けている人も増えています。
よくある質問
Q. 無料期間中に料金は発生しますか? 登録から14日間は無料体験の期間です。この間に解約すれば費用はかかりません。まずは実際にどのくらいの頻度で聴くか、生活の中で試してみるとプラン選びの参考になります。
Q. 聴き放題とチケット、どちらを選べばいい? 月に何冊も聴きたいなら聴き放題プラン、読みたい本がすでに数冊決まっているならチケットプランが向いています。無料体験期間中に自分の利用ペースをつかんでから、どちらか、あるいは両方の組み合わせを検討するのが失敗しない選び方です。
Q. オフラインでも聴ける?端末は選ぶ? 事前にダウンロードしておけば、電波が届かない場所でも再生できます。対応環境はiPhone・Android・ブラウザ版(Web)と幅広く、同じアカウントであれば端末をまたいで続きから聴くことも可能です。
Q. 途中で解約したら聴いていた作品はどうなる? チケットプランで購入済みの作品は、解約後もライブラリに残り、繰り返し再生できる仕組みが一般的です。聴き放題プランを解約した場合も、多くは次の更新日まで引き続き利用できます。お気に入りの1冊を手元に残しておきたい人はチケット購入がおすすめです。
Q. 小説以外にどんなジャンルが聴ける? ビジネス書や自己啓発書、資格・実用書、語学教材のほか、古典文芸や落語といった話芸コンテンツも用意されています。プロの語り手による独特の間合いは、活字だけでは味わいにくい魅力です。
Q. 聴いている途中の作品を見失ったらどうすればいい? 再生履歴やライブラリから、これまで聴いた作品や再生位置を一覧で確認できます。「途中まで聴いていた本」「気になって保存しておいた本」をまとめて把握できるので、複数の作品を並行して聴き進めていても迷わず続きから再生できます。
まとめ
豊富な作品数と、プロのナレーターによる本格的な朗読が魅力なのが、このaudiobookという「聴く読書」サービスです。通勤・通学、家事、入浴、就寝前など、これまで本を開けなかった時間をそのまま読書時間に変えられるのが最大の価値だといえます。料金面でも、月に何冊も聴きたい人には年割の聴き放題プラン、読みたい本が決まっている人にはダブルチケットプランと、利用スタイルに合わせて無駄なく選べる柔軟さが用意されています。まずは14日間の無料体験を使って、耳から届く新しい読書のかたちを試してみてはいかがでしょうか。






